ハルアトスの姫君ー龍の王と六人の獣ー
「ブレイク!」
窓から風の力を借りて部屋の外に出る。部屋を潰した圧で炎ごと消滅させる。部屋は見る影もなく潰れている。バラバラになった板やレンガの中から龍が出てくる。
外に出たことによって風を得られるようになったキースは、身体に風をまとった。
「人の身体で飛べるんか。」
「龍の身体には負けるよ。」
森に火が移るのはよくない。シュリやシャリアスの力を借りても水が間に合わなくなれば大惨事だ。そう思ってキースは空高く移動していく。
「すばしっこいのぉ。」
絶え間なく炎を吐き続けるラン。緑の鱗の外側の方が赤に変色していた。
「大きい音がしたと思ったら、始まっていたか。」
「…あーあ、シュリ、見てこれ。壊しちゃってる。」
「燃えていなければリペアで戻せる。戻しておけ。今のところ森に引火はしていないな。」
「キースがうまいこと誘導しているって感じ。」
シュリとシャリアスは高い空を見上げた。どんどん小さくなっていく龍はきっと、キースによって誘導されていることを知らない。
「シュリ!シャリアス!」
「ジア!」
「あれ、どうしてここに?魔法も解けちゃってるし。」
「キースに逃げろって言われて、…っ…走ったの…。」
「なるほど。炎の第一波はこの建物を壊して止めた、というわけだな。」
「シュリ!あたしにできることはないの?」
「…残念ながら、これは地上戦でも、時間を止めなくてはならない戦いでもない。」
「言うなれば、男の戦い。だからジアちゃんにできることは一つだけ。公平に、見守る。」
窓から風の力を借りて部屋の外に出る。部屋を潰した圧で炎ごと消滅させる。部屋は見る影もなく潰れている。バラバラになった板やレンガの中から龍が出てくる。
外に出たことによって風を得られるようになったキースは、身体に風をまとった。
「人の身体で飛べるんか。」
「龍の身体には負けるよ。」
森に火が移るのはよくない。シュリやシャリアスの力を借りても水が間に合わなくなれば大惨事だ。そう思ってキースは空高く移動していく。
「すばしっこいのぉ。」
絶え間なく炎を吐き続けるラン。緑の鱗の外側の方が赤に変色していた。
「大きい音がしたと思ったら、始まっていたか。」
「…あーあ、シュリ、見てこれ。壊しちゃってる。」
「燃えていなければリペアで戻せる。戻しておけ。今のところ森に引火はしていないな。」
「キースがうまいこと誘導しているって感じ。」
シュリとシャリアスは高い空を見上げた。どんどん小さくなっていく龍はきっと、キースによって誘導されていることを知らない。
「シュリ!シャリアス!」
「ジア!」
「あれ、どうしてここに?魔法も解けちゃってるし。」
「キースに逃げろって言われて、…っ…走ったの…。」
「なるほど。炎の第一波はこの建物を壊して止めた、というわけだな。」
「シュリ!あたしにできることはないの?」
「…残念ながら、これは地上戦でも、時間を止めなくてはならない戦いでもない。」
「言うなれば、男の戦い。だからジアちゃんにできることは一つだけ。公平に、見守る。」