ハルアトスの姫君ー龍の王と六人の獣ー
「キース、お前のいる位置がおかしいな…。ジアが時を止めるのに成功したか。」
「はい。あ!まずはランの治療が先です。クロハ!ミア!」
呼ばれた2人は人混みをかき分けてやってくる。民衆は心配そうに、そして泣きながら見守っている。
「ラン様…!」
「ラン!?」
「ランは大丈夫なのか!?」
6人の長たちが集まってくる。
「水と、あるなら氷をたくさん集めてください。シュリ様、シャリアス、水を氷に変えてください。」
「お、おう。」
「…酷い火傷だな。さぁ、早く水を持ってこい。」
「ジア、冷やすのを手伝ってほしい。ミアは治癒の魔法を。冷やしているところからじゃないと効きが悪いはず。おそらく顔が一番ひどい。」
ランの顎から口元にかけては、ただれてしまっている。
「炎に一番触れていた場所か。」
「うん。皮膚を再生させるのに適した薬はある?」
「なくはないけど、こいつにいけるかわかんねーぞ。」
「もう人間だよ。龍じゃない。多分効く。」
「キース、氷だ。砕くか?」
「はい、お願いします。ジア、来て。」
「うん!」
キースに言われるままについていき、砕いた氷を風の魔法で包む。包まれた氷はジアが触っても壊れることはなく、ジアは口元に氷を当てた。
「…あっという間に溶けちゃう…。」
「大火傷状態だからな。身体の熱が尋常じゃない。どんどん氷をそいつに突っ込め。」
「わかった!」
シュリたちが砕いた氷をキースが風でジアの元まで送る。そしてそれを溶けてしまった風の袋の中に詰め込んでいく。そんな作業を2時間ほど繰り返し、ようやくランの体温が人並に落ち着いた。
全身が包帯まみれのランを、六人が不安そうな目で見守っていた。
「はい。あ!まずはランの治療が先です。クロハ!ミア!」
呼ばれた2人は人混みをかき分けてやってくる。民衆は心配そうに、そして泣きながら見守っている。
「ラン様…!」
「ラン!?」
「ランは大丈夫なのか!?」
6人の長たちが集まってくる。
「水と、あるなら氷をたくさん集めてください。シュリ様、シャリアス、水を氷に変えてください。」
「お、おう。」
「…酷い火傷だな。さぁ、早く水を持ってこい。」
「ジア、冷やすのを手伝ってほしい。ミアは治癒の魔法を。冷やしているところからじゃないと効きが悪いはず。おそらく顔が一番ひどい。」
ランの顎から口元にかけては、ただれてしまっている。
「炎に一番触れていた場所か。」
「うん。皮膚を再生させるのに適した薬はある?」
「なくはないけど、こいつにいけるかわかんねーぞ。」
「もう人間だよ。龍じゃない。多分効く。」
「キース、氷だ。砕くか?」
「はい、お願いします。ジア、来て。」
「うん!」
キースに言われるままについていき、砕いた氷を風の魔法で包む。包まれた氷はジアが触っても壊れることはなく、ジアは口元に氷を当てた。
「…あっという間に溶けちゃう…。」
「大火傷状態だからな。身体の熱が尋常じゃない。どんどん氷をそいつに突っ込め。」
「わかった!」
シュリたちが砕いた氷をキースが風でジアの元まで送る。そしてそれを溶けてしまった風の袋の中に詰め込んでいく。そんな作業を2時間ほど繰り返し、ようやくランの体温が人並に落ち着いた。
全身が包帯まみれのランを、六人が不安そうな目で見守っていた。