陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



「本当に翼はいいのか?」


「うん…」


私達も喫茶店を出て家に帰った。
帰ってからはさっきの話には触れずに招待状を送る人の住所や名前を書いたりした。


そして一週間後の日曜日、敦さんから連絡が来て、式場で朝の10時に待ち合わせをする事になって、私と聡は式場に向かった。


駐車場に車を停めて、聡は先に歩き出し梓さんの所へ向かった。


「梓、お待たせ!」


「達也っ!やっと来てくれたのね?
私、達也が来るのずっと待ってたんだから」


「悪かったな…じゃあ今から水族館に行こうか!」


「うん」


そう言って二人は歩き出した。
私も敦さんと二人でバレないように付いていく。


そう言えば敦さんは聡に何か渡していたけど何だったんだろ?


気になってはいたけど聞かなかった。


水族館に着くと梓さんは子供のように喜んでいた。
もしも達也さんの死がなければ今頃は夫婦になっていたんだと思うと胸が痛む。
勿論、承諾したのは私だけど梓さんが聡と手を繋ぐのを見ると嫉妬はしちゃうけど、我慢だ。




「翼さんには二人が手を繋ぐ姿を見るのは事情を分かってても嫌ですよね…すみません。
だけどあんなに笑ってる姉を見たのは久しぶりです。
抜け殻のようにずっと家に閉じ籠もっていましたから。」



「確かに嫉妬しますが大丈夫です。
それに誕生日ですし笑っていて欲しいですもんね。」


「ありがとうございます。」


敦さんだって梓さんの変わり果てた姿を見てるからこそ、今日は笑顔が見れて嬉しそうだった。


デートは進み、夕食はレストランを予約していたみたいで私達も近くの席に座った。


料理を食べて、サプライズに梓さんにケーキを頼んでいたみたいで梓さんは喜んでいた。


そして食事が済んでそろそろ帰る時間になってきた。






< 127 / 142 >

この作品をシェア

pagetop