陥落寸前!?俺様部長に愛されすぎています。



それから年末年始の連休に向けて忙しかった。
連休に入ると俺も実家に帰り、ゆっくりしていた。
一つだけ変わったのは前田さんとラインのやりとりや電話をするようになった。


休みが終わり仕事が始まっても連絡は毎日していて、休みの日には一緒にも出掛けるようになった。
前田さんは明るくて、飲んだ時は積極的に感じたけど、普通の時は可愛らしい一面がある事に気がついた。
一緒に居る時間が増えたり、連絡を毎日する事で、少しずつ俺の中で前田さんの存在が大きくなっていった。


だけどつい最近の事だった。
たまたまお昼休憩が終わり、オフィスに戻る途中に前田さんが誰かと話している声が資料室から聞こえた。


「隆には関係ないでしょ?

だから無理だってば…。

もう電話してこないでよ!」


そんな声が聞こえて相手が男だって事もわかった。
俺はその場を通りすぎてオフィスの中に入った。
だけど何だかモヤモヤしてさっきの電話が気になって仕方ない。


俺の中で妄想が膨らむ。


もしかすると前田さんの元カレかもしれない。
一度は付き合ったんだし寄りを戻すかもしれない。
そう考えると何故か嫌だと思う自分がいて、その日は仕事に中々、集中出来なかった。





< 140 / 142 >

この作品をシェア

pagetop