まだ本当の恋を知らない
その後、一旦車を戻しに会社へ戻り私達は二駅ほど離れた居酒屋へと向かった。

向かう途中、横を歩くこともなんだか照れ臭くて一歩後を歩いてしまう…

そんな私をチラリと見てくっくっくっと肩を震わす。

「なんで笑うんですか!」

「照れ屋だなって思うから…
な、友穂。」

「名前で呼ばないでください!」

「照れるから?」

「もー!からかわないで!」

なんて、いじられながらも、そんなくだらない会話にドキドキする始末…

背の高い後ろ姿、抜群のスタイル、何よりも私に向ける笑顔に不覚にも高校生みたいな初々しい気持ちが溢れてしまった。
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