冴えない彼はメガネを外すとキス魔になります!

まだ宿にも着いてないのにこんな状態じゃ先が思いやられる。
せっかくの新婚旅行。
熱海という近場でも亮介がちゃんと選んでくれた宿に文句を付けたい訳じゃない。


「・・・わかった。お風呂、一緒に入るよ」

そう言わざるを得ない雰囲気に持っていかれ、私が先に折れる。
みるみるうちに亮介の顔が明るくなって嬉しそうに笑ってる。


「あー、楽しみだな!」

子どもか?というくらい単純だ。
そんなやり取りをしていると、目の前に黒塗りのドイツ高級車が停車した。
窓には濃いスモーク。
私達には関係ないと思って、後ずさりしていると車から飛んで出て来た女性がいきなり…


亮介に抱きついた。


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