モンスターガール~彼女はいつもカメレオン~
私は取り残され、三人は中に入って行く。
なに?これ……。
なんなの……?
呆然とする私に、ネコはとびきりの笑顔を見せて言った。
「司ー、早くー!又お腹痛くなっちゃったの?」
お腹なんか、初めから痛くないっつうの!!
「大丈夫?」
少し心配そうな顔をしてヨシヒコが近づいてくる。
「……」
「お腹痛いならトイレあっちだから」
だからお腹なんて痛くないって。
「間に合ってますっ!!」
私が大きな声でそう言うと、ネコはか細い声で言った。
「やだ。司、怖~い」
怖い?
怖いって誰のせいで……。
「あー、そっか。男ふたりしかいないのに、ふたりとも萌ちゃんにベッタリじゃ、ムカつくよねー。アイツがナンパしたみたいだし、君の相手は俺がするから」
なに?
それってお情けってヤツ……?
なんだか許せない!!
帰るって言っても……ネコはなんだか楽しそうだし、嫉妬してるみたいですごくイヤ。
そのとき、ヨシヒコが言った。
「まぁまぁ、そんなに怒らないでよ。今日はこっちの奢りだからさ」
そんなので私の機嫌は直らないわよ。
そして個室に入ると、ネコとイケメン、私とヨシヒコで並んでソファーに座る。