モンスターガール~彼女はいつもカメレオン~
「ねぇねぇ、萌ちゃんってどんな男がタイプなのかな?」
「……さぁ?」
「さぁ?って友達でしょ?」
「今日知り合ったばかりだから」
私がそう言うとヨシヒコは大きくうなずいて言った。
「なるほどね。なんか対照的だと思ったよ。萌ちゃんは可愛くて、君は男っぽいじゃん?そういえば名前は?」
このタイミングでその質問……?
私は小さな声で言った。
「……司だけど」
「……え?なに?聞こえないんだけど」
そんなに聞こえないなら大きな声で言ってあげるわよ。
私はヨシヒコの耳たぶを掴んで、耳の穴に向かって叫んだ。
「お・お・と・も・つ・か・さっ!!」
「わー……。なんかすごいね……」
ヨシヒコはそう言って苦笑いして、私はますます不機嫌になった。
そうだ……!
私は笑顔でヨシヒコに聞く。
「ねぇ、喉渇いちゃったからなにか頼んでいい?」
「うん」
そして私は大きな声でみんなに聞いた。
「ねー、ヨシヒコくんが奢ってくれるって言ってるよ。なに飲む?」
「あ、俺、コーラ」
「えー、いいのぉ?私、ストロベリーミルクがいいな」
「ヨシヒコくんは?」
「じゃあ、俺、ジンジャーエール」
「じゃあ、注文するね!」