モンスターガール~彼女はいつもカメレオン~
見てなさいよ?
これは天罰よ。
私は三人が楽しそうに話しているところをチラッと確認すると、受話器を上げる。
「はい」
受話器越しに若い女の人の声が聞こえる。
「あの、注文いいですか?」
「どうぞ」
「コーラとストロベリーミルクとジンジャーエール。それから……唐揚げにフライドポテトに、ミックスサンド、シーフードピザに、揚げタコに、チョコレートパフェに杏仁豆腐。あと……ラザニアにイタリアスパゲッティお願いします」
「はい。分かりましたー」
私はニヤリと笑う。
ザマーミロ。
「ねー、歌でも唄わない?せっかくカラオケに来たんだし」
私はなんだか楽しくなって、大きな声で三人に声を掛ける。
「なに?機嫌よくなったの?」
私はリモコンとマイクを取り、ヨシヒコに渡す。
「どうぞ、どうぞ」
「え?俺から?」
「ご馳走になるから」
「ジュースくらいで大袈裟だな。じゃー、俺から入れるね」
全然大袈裟じゃないけど。
ヨシヒコは歌を選び、ネコは一瞬キョトンと不思議そうな顔でこっちを見ると、イケメンと楽しそうに話す。
そしてヨシヒコが選んだ曲が流れ始めた時、ドアが開いた。