Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~


「ちょっと、ひどい顔ですよ春妃さん。
今日は、もう帰った方がいいかも」

由貴ちゃんが、私の顔を覗き込んで言う。


昼間は、膨大な資料に追い回され、
夜は、ほとんど眠れない。
その他にもいろいろ気に病むことも多い。


そんな日が続いて、
どことなく、体がだるい。
その日は、朝から調子が悪かった。


確かに疲れもピークで、
普段厳しい課長も、
さすがに今日は、家で休めと言い出した。




夕方5時にもなってない、ほんのり空が薄暗くなったところ、
直接ナオのマンションへ行こうと思った。


あまり頭が働かない方が、
感覚が麻痺して話を聞ける気がするし。


途中で食材を買い、
締め切った部屋の窓を開け、
部屋の空気を入れ替えた。


冷蔵庫のドアを開け、
何かおかしいと思った。


中が、手作りの料理が入った
タッパで一杯だった。


それは、今までもあった。
ナオの母が、料理を
持ってくるのだけれど、
正直、ナオの好みではないものを、
持ってくる。


「お母様かな」



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