Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~


面倒くさがりのナオは、
レンジで、必要な分量を、
温めなおして、食べるということをしない。

冷たいまま一口食べて、
温めないと美味しくない食材は、
そのまま冷蔵庫に残ったままになる。


しなびた野菜や、古くなったお惣菜を
ゴミ袋に入れ、
ナオが朝食を食べるのに、
必要な食材の在庫をチェックした。


必要なら洗濯もやっておこう。


洗面に入って、思わず、声を上げた。
ナオが真っ白に統一していた空間が、
めちゃくちゃな色彩であふれていた。


案の定、選別しかけて、
挫折した形跡が伺える。


目立つものは取り替えて、
タオルだけでも奥のものと入れ替えた。


どうして?


お母様は、ここまでやらないのに。

そこまで、考えて我に返った。


”君は奥さんじゃない”
何やってるんだろう。

所詮、自分のやってることも、
ナオに取っては余計なことかもしれないのに。
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