Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~

「あなたこそ、ここで何やってるの?」


「私、ここに住んでるのよ。知らなかった?」

今野彩夏に当り散らしたいわけじゃないけど、
やられっぱなしになるのも、癪に障った。



「そんなはず無いわ。
直哉が、あんたなんか選ぶはず無いもの」

本当は、住んではいないけど、
ナオは、私を一番大切だと言ってくれるはず。


この人は、ナオの母が、相手を選ぶ権利を
持っているとでも思ってるみたいだ。
だとしたら、ナオの事がわかっていない。


「それは、あなたと関係ないことでしょ?
部屋に勝手に入ってること、
ナオ知らないんでしょ?」


「し、知ってるわよ」


「わかった。じゃあ電話してみるいい?」
私は、今野彩夏をにらんだ。


彼女は、手に持った食材を差し出した。


「お母様に伝えておいて。
お惣菜ほとんど食べてないの。
だから差し入れなくて結構よ」



きついい方になった。
やっぱり合鍵には強く反対しよう。




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