レンズ越しの彼
「うっそ、やだ。
梨帆てれてる。
かわいいー」



真由が
たまらんっとばかりに
ぎゅーっと抱きしめてくる。



「ま、真由、
ぐるしい…」



「あ、ごめんごめん」



「わっ」



パッと真由が手を離した瞬間
バランスを崩して、
よろける。



「大丈夫ですか?」



嵐君が両手で肩を
支えてくれた。
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