極道に愛されて。


時間が経つのなんてあっという間



でもそれは、この家にいることが楽しいから


琉斗さんも反対してるし、この家にいればいいのかもしれない



だけど、私にはできなかった




今の私の心にあるのは、“ありがとう”と“ごめんなさい”



組員の人達は、後処理が終わったばかりで疲れているはずなのに、嫌な顔一つせず、私の話を聞いてくれた



そんな優しい人達から自ら離れるなんて、心底バカだなと思う



その中でも琉斗さんには、抱えきれないほどの優しさをもらった



でも、私は琉斗さんになんの感謝も伝えていない



今日、私は琉斗さんが眠りについてから家を出る



だから、私は貴方に手紙を残します



一通の短い手紙を…


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