思い出してはいけないこと(仮)加筆修正進行中
帰りのHR。
「今回赤点取ったやつは、夏休み中に補習があるからな。放課後はその説明があるから残れよー!」
先生がそう言うと、赤点を取ったと思われる生徒の呻き声が所々から聞こえた。
「ま、僕達には関係ないもんね~。ささ、帰ろう」
いつもの明るい声でそう言うと、鞄を手に取った。
「そうだね」
寝ていた蒼空を起こして、私達は教室を後にした。
「くっそ、おい離せ!」
「お前には一度活を入れた方がいいみたいだ。このまま指導室に行くぞ」
「この筋肉野郎!」
廊下では、真とその担任である筋肉が自慢の体育の先生が、真の首根っこを捕らえていた。
「あーあ。あれは当分帰してもらえそうにないね…%E