思い出してはいけないこと(仮)加筆修正進行中
ふかふかのベッドに体を沈ませる。
「疲れた……」
ビーチバレー大会後、真のテンションが妙に上がってしまい、ビーチバレーで疲れてるはずなのに私を連れて海ではしゃいでいた。
振り回された私の身にもなって欲しいくらいだけど、なんだかんだ私も楽しんでたんだし、許すとしよう。
ふっと気が緩むと、なんだか瞼が重くなった。
そっと目を閉じると、徐々に眠気が襲い始める。
寝るのにも、そう時間はかからなかった。
「____なちゃん!____優那ちゃん!」
「ん……?」
誰かが私を呼んでいた。
まだ眠い。
「そうやって誘ってさ。………ねぇ、起きないと、ちゅーしちゃうよ?」
………眠い。
寝かせて。
「………」
「あー、いいんだ〜?じゃあ……ちゅー」
ほんのり温かい感触が肌に触れる。
吐息がくすぐったい。
「……うん?」
そこでようやく目を開ける。
「あ、起きた」
「どうして夕が……?」
「やっぱりお姫様は王子様のキスで目覚め______」
「どうして夕が私の上にまたがってるの?」
「あはは…………いや、うん。それはね、こうやってまたがってちゅーでもすれば優那ちゃんが起きるかと思って…………実際に起きたし?」
キスされた……とは言っても、感触を感じたのは頬。
唇ではない。
なぜかほっとする。
あの感触では……って、何を考えてるんだか。
とりあえず
「起きたので、退いてください」
「は、はい」
夕は素直に聞き入れてくれた。
「で、もう夕飯の時間?」
「うん、だから呼びに来たんだ。他の3人はもう1階のテラスで準備してるよ」
時計に目をやれば、時間的にもう夕飯の時間だ。
空も大分暗くなった。
「じゃあ、行こうかな」
「早くしないと、お腹を空かせたあの2人にお肉ぜーんぶ食べられちゃうしね」