Breblly I 〜オオカミとアカずきんは恋をした〜
「は・・・・?」
しばらくしてからやっと口に出したリンゼ君の低く驚いた声に、私は息が苦しく感じた・・・。彼は怒っている・・・と言うよりも、理解出来ないという顔をしている。
「何言ってんの?いいのかよ!兄貴がどうなっても!死刑かもしんないんだよ!?」
「その時は私が代わりに死ぬ。」
「なっ・・・!?馬鹿じゃないの!?・・・・意味わかんねぇ。」
「・・・・・。」
「何でたかが兄貴のためなんかに・・・。」
そんなこと言ってるけど、リンゼ君だってレンのひどいこと言ってたりするけど本当は嫌いじゃないんでしょ?だってそうじゃなきゃ、わざわざ嫌いな人を散歩毎回に誘ったりするわけないじゃん。
リンゼ君は「まじ意味わかんねぇ・・・。」と言いながら深いため息をついた。
「私ね、レンと離れてからずっと自分に言い聞かせてたんだ。これで良かったんだ・・・って。でも忘れることなんて出来なかった・・・。むしろ離れれば離れるほどレンを想う気持ちが大きくなっていって逆に会いたくなったの。今はもう・・・・、何も迷ってなんかいないわ。」
「そんなに・・・兄貴が好き?」
「うん。」
「オオカミと付き合うなんて・・・死ぬかもしれないんだよ!?」
確かに・・・。
でも、もう決めたことだから。
それにー・・・
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