アサガオを君へ
「私、走るのは全くダメみたい」


パラレルワールドがありました。


そこには私にそっくりの女の子と、夏樹にそっくりな男の子がいました。


でも、その女の子は産まれつき心臓が悪くて、生きてられる時間が制限されています。


男の子は健康体そのもので、普通でした。


2人は全く違うのに、とても仲良くなりました。


いつも一緒で、誰よりもお互いが大切でした。


男の子は女の子のことが愛しくて仕方なくて、女の子に必要の無い物は自分にも必要ないと思っています。


女の子の心臓が止まってしまう時間はどんどん近づいてきます。


それでも男の子の考えは変わりません。


そんな男の子に、女の子はいったい何を望むのでしょう。


女の子は男の子に何を求めて、何をしてあげたいと思うのでしょうか。
< 175 / 224 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop