アサガオを君へ
何だかんだ3人で登校すると、校門前でノンちゃんとヨウチンが2人で話しているのを見つけた。


あれ?


私は2人を指差し横を見ると、アッキーがニヤニヤと笑っていた。


そして私と夏樹の腕を掴むと、物陰に無理やりと連れて行かれた。


私は腕を振り払った。


「痛い。なに?」


「阿呆か!よう見い!!あの2人の雰囲気を!」


私は眉間にしわを寄せて、もう一度ヨウチンとノンちゃんを見た。


…確かに変わった組み合わせだけど、特に変わった様子は無いけど。


話についていけない私の肩を揺すりながら、アッキーは興奮気味に言った。


「陽平があんなに長い間、女子とコミュニケーション取れとる!!これは恋の予感やろ!!」


「え!?恋!?」


私はもう一度、バッとニ人を見る。


そう言われてみれば、そういう気がしないでもない。


ノンちゃんが恋!!!


今までそんな話題に無縁だったから、ワクワクする!!
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