アサガオを君へ
うんざりしてそっぽを向くと、前髪をガシッと掴まれた。


いった…。


橋本さんは私を睨みながらツラツラと言葉を並べる。


「その態度がムカつくのよ!だいたい宮野くんもこんな子かまう必要ないじゃん!!あんたなんか、宮野くんが心臓病なのに心無いこと言って!!宮野くんがかわいそうでしょう」


最後の言葉にドクンっと私の心臓が高鳴ったのがわかった。


「……さい」


「は?」


「うるさい!!」


ドンっと思いっきり橋本さんを突き飛ばした。


こんな世界大っ嫌い。


みんな死ねばいいのに。


消えればいいのに。


私は夏樹がいればいい。


夏樹と2人でさえいれれば、他のものなんて全部壊れちゃえばいい。
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