【完】幼なじみのあいつ
「じゃぁ、お皿を片付けて来るわね。皆が戻るのは4時頃だから、それまではまだゆっくりと寝てるのよ」
そういい残すと先生は、盆を片手に笑顔で去って行った。
さ、寝ますかっ!
って、もう眠くないんだよね。
どうしよっかなぁ…。
暇だなぁ…。
みんな~、早く帰ってこーい!!!
は!
いや、まだ帰って来ちゃダメだよ!!!
私、亮ちゃんにどんな顔をすればいいか分かんないよ~!
えっと、私と亮ちゃんって…、
こ、恋人…、何だよね?
今まで通りの態度でいればいいのかな?
いいよね?
どうしよう~~っ?!!!
ダメだ…、
熱が上がりそうだよ。
亮ちゃんのバカ~~~っ!
そうやって悶えているうちに、時間は刻々と過ぎていった。