【完】幼なじみのあいつ
「ふふふっ…、人生なんて分からないものよ?私の旦那様はね、中学校の時の同級生だったの。その時はお互い、好きでも何でもなかった。…なのにその人と結婚するだなんて、人生何が起こるか分からないわよね?」
私の膝に包帯を巻きながら先生は懐かしそうに目を細め、笑顔で私達の事を見てきた。
ふーん、先生の旦那様って中学の時の同級生だったんだ?
私と翔ちゃんは、赤ちゃんの時からずっと一緒の幼なじみだからちょっと違う…かな---?
チラッと翔ちゃんを見たら、バチッと目が合った。
うわっ!
一瞬で私の顔が赤くなる。
何でこっちを見てるのよ!翔ちゃんは。
「な、何よ?翔ちゃん!翔ちゃんが私の旦那様なんて、お断りなんだからね!」
恥ずかしくってつい、憎まれ口を叩いてしまった。