【完】幼なじみのあいつ
「いやいやいや、俺の方こそお断りだっつーの。俺の嫁さんはやっぱり、早紀ちゃん以外ありえねーし。ってか、うわっ!想像したら、マジヤベー!」
「何がやばいのよ…?」
私の頬がムウッと膨れる。
翔ちゃんは早紀ちゃんのお嫁さん姿を想像しているようで、テンションがかなり上がっていた。
幸せな結婚生活まで、想像しているのだろう。
そんな翔ちゃんに、私はイライラが止まらない。
「だってよ、あの可愛い早紀ちゃんがだよ?あなた、お風呂にします?ご飯にします?それともあ・た・し?なーんて聞いて、イテッ!!!」
あまりにもダラシナイ顔をした翔ちゃんの事が見ていられなくて、思わず頭を叩いてしまった。
軽く叩いただけなのに、そこまで大げさに頭を押さえなくてもいいんじゃない?