【完】幼なじみのあいつ ~翔ちゃんサイドストーリー~
なんて思っていると俺の耳に、ノブと鈴の会話が聞えてきた。
俺はさっきのノブとの会話を思い出し、まさか鈴に余計な事を言ってないだろうな?
と耳をダンボにして聞いていたが、ノブは鈴とどうやらさっきの作戦Zにいつて話しているようだ。
少し安心しながら、俺も話しに加わる事にした。
「やめとけ、ノブ。あれは男同士でやった所で、男を持ち上げられない。やるなら軽めな女とやった方が上手く行くんだよ」
「えっ?翔先輩、やったことあるんですか?」
「あぁ、俺もキャプテンに補助してもらってやった事あるけど、あんまり上手く行かなかったな。自分でジャンプした方が高く飛んだ」
それからもまだ、あの作戦Zの話しは続く---
「鈴、またやろうぜっ!」
俺はまた、あの天使の鈴に会いたくてそういったら鈴は眉根を寄せて嫌がった。
「絶対にイヤ。怖いし」
「大丈夫。俺が必ず守るっつってんだろ?」
その言葉に鈴どころか、周りにいた奴ら全てが唖然としているのが目に入った。