海恋
その翌日、教室に入ると、予想通り、皆に注目を浴びた。
泰代は、今日はメイクまで決めているようで、皆に注目されていて、キャッキャと嬉しそうにはしゃいでいた。
あたしも注目されてはいたけど、泰代と違ってメイクはしてないし、話し掛けられても軽い相槌を打ってるだけだったから、泰代はあたしの分まで大注目され、周りから好奇の視線を浴びていた。
泰代って… ただ単に、注目されたいだけなの?
あたしを巻き込んでまで?
それとも、ナルシストなのか…?
「泰代って、ナルシスト?」
小声でこっそりリコに聞くと、リコは控えめにコックリと頷いた。
「高田さんは、完璧なナルシストさ」