海恋
元々の長さ辺りであった背中に触れてみても、髪の感触がない。
慌てて頭頂部を触ると、髪の感触があった。
そこから、手で触れて辿って行くと…
えっ…?
な、なんで…?
髪の感触が、耳たぶの下辺りで途切れていて、そこから下は、髪の感触が一切なかった。
あたしは、確信した。
随分、首筋がスースーすると思ったら。
あたし、今回かなり、髪の毛バッサリ切られてる。
胸元まであった髪は、耳下辺りで短く切られていた。
「咲良って、短いぬも似合ってるさ!
というか、短い方が似合ってるさ!」
短い方が似合ってる、って…。
これだけ短く切られたら、縛れない。