海恋
七海の顔は、何故か耳までも真っ赤で、逆にこっちが動揺していた。
「おばあには、言ったんだが...
俺さ、咲良ぬ事、好きなんだが」
えっ……??
「い、今、なんて…?」
恐る恐る聞くと、七海はさっきよりもハッキリとした声で叫んだ。
「や、やさからっ!
俺は、咲良が好きなぬさっ!
他ぬ、どんないなぐよりも!
咲良が、好きさ、大好きさっ!
やさから...咲良を、ソヌ…追い掛けて、来たぬさ…。
おばあは、そんな俺を、笑顔で見送ってくれたんだが」
「七海…」
「咲良。
もし良ければ、俺と、ソヌ...
付き合って、貰えるか…?」
「………」
差し出された、七海の右手。