海恋
プリクラに写った七海は、この世の人とは思えない程、整い過ぎている顔立ちで、あの時は本当に驚いた。
プリクラを撮り終わると、あたし達はゲーセンを出た。
「咲良」
「ん?」
「……コヌまま、来門島ぬ“アヌ場所”に行かないかね」
「うん、いいよ」
コクッと小さく頷くと、七海はホッとした表情になった。
「良かった。
じゃ、行くが」
ショッピングセンターを後にして、フェリー乗り場に向かった。
時間的には、今からあまり待たないみたいだけど…
困った事が1つ。
「これ……
今日の最終便だ」
今日の最終便は、今からのフェリーみたいで、それから後は、明日にならないと出ないみたい。