海恋
「…七海?」
「アヌさあ、咲良。
無理かもしれんやしが...」
「な、何?」
「ちゅーさ、ラブホ泊まらんかね」
「ラブホ?」
ちょっとびっくりだった。
七海の口から、ラブホが出るなんて。
「ソヌ… まだ早いと思うやしが。
俺、どうしてもちゅーが良いぬさ。
なんか俺、胸騒ぎがするぬさ。
咲良と会うぬが、ちゅーとあちゃーが最後な気がするんだが」
「え…?」
七海は、何言ってるんだろう。
なんだか、様子が変だ。
…あたしは、まだ気付いていなかった。
突然の意味不な七海の言葉は、そう遠くない2人の未来を、壊すキッカケとなる事に……。