海恋


それからあたしは、ユウちゃんが陸くんと接近出来るようにと、なるべく自然な形で2人を接近させた。



例えば、ユウちゃんがたまたま、陸くんの机の近くに何かを落とし、それを彼は親切に拾って渡してあげたり。



その時のユウちゃんは、頬を赤らめながら『ありがとう』と言っていた。



陸くんも、『どういたしまして』と言いながら、微かに笑みを浮かべていた。



ユウちゃんの顔は、もう真っ赤だった。



ユウちゃんは、とっても可愛い女の子だと思った。



艶やかな焦げ茶色のストレートロング。



細身の小顔に、二重のパッチリ瞳、長い睫毛、プルプルの薄いピンクの唇。



ユウちゃんは可愛い系だから、モテるんだろうなあ。

















< 38 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop