LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
ヒロカノには、改めて否定を返して。

リクエストされた料理をよそって、混雑を掻き分けながら…一生の元へ。



「一生っ、大変っ…!」

あらぬ誤解を慌てて報告しようとしたら…

その間を過ぎった人と衝突未遂。


すぐさま避けた弾みに…
お祝い行列の途切れた様子が視界に映る。


この隙に!



「…っ、ちょっと行ってくる!」

お皿をテーブルに置いて、奏曲の元へと急いだ。




備えられたリッチなビッグソファで、一息つくその姿は…

まるで王子様のようで。


だけどその瞳は憂いを帯びてて…

それがスッと、近づいた私を映し込む。


途端!

目を丸くして、固まる奏曲。



「そっ、そんな驚かなくても…」

私の第一声に。


ハッとした様子で「っ、うっせ…」と顔を背けて、


「つか、なに来てんだよ?バカじゃねぇのか?」

なぜか切なそうに、憎まれ口。


黙ってれば、ほんとに王子様なのに…


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