LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
トラブルを心配しつつも、隼太が帰る事を残念に思いながら…
バタバタ帰る一生を見送って。

早速私も帰る事に。


奏曲にひと声掛けたかったけど…

どーせ酔ってるし、
あの状況に割り込めない。



とりあえず先にと、仮設トイレに向かうと…

一応、男用1棟と女用2棟に振り分けられたそれは、水洗でそれなりにキレイで。


だけど近くのコンビニに行くコも多いようで、スムーズにイベント用手洗いまで進めた。


そして、その場を抜けようとした所で…



「奏曲っ!
ちょっ…、大丈夫っ!?」


フラフラとベストタイミングで現れた姿
に、手を伸ばそうとして…

思わず、抱きぐせにためらう。



奏曲は虚ろに私を映して、その身体を横の壁に預けた。


その瞳は、妙に艶気で溢れてて…

なんだか戸惑う。



「…っ、えっと…

私、もう帰るね…?」


途端、捨てられた子犬みたいな顔をした奏曲は…


「っ…

最後まで居ろよ…」

寂し気に視線を流した。



ーほんとは寂しくて、甘えたくなんだろーけどー

不意にさっきの話が浮かんで…


そんな奏曲がほっとけなくなる。


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