女子高生の私と不機嫌な若頭


『行きましょうか』


私が部屋を出ようとすれば
腕を掴まれ引き寄せられる


『ん……っ……っ……んっ』


毎日しているキスも
少しずつ段階を踏んでいく


トン、トン……
涼介さんの胸を叩くと離れていく唇


だめ……
毎日してるのに慣れるどころか
常にいっぱい、いっぱいだ


涼介さんは私と違い平然としている
これが大人というか経験なんだろうか


すっかり私の手から離れてしまった雄哉
玄関で翔子さんと仲良く手をつないでいた


「あっ、おねーちゃんとりょーすけ」


『雄哉、行ってらっしゃい』


雄哉はいつの間にか翔子さんのコトをママと呼ぶようになっていた


だから尚更……私は孤独を感じていた
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