女子高生の私と不機嫌な若頭


「以前の若は……組の仕事を嫌がってました。それが嫌で自分で色々な仕事に手を出してね…うまくいってるから組長も何も言わない」


組の仕事を嫌がる?

『涼介さんは……自分の家のことを嫌ってるんでしょうか?』


普通の仕事じゃないことくらい
私だってわかる
けど実際、何してるかなんて内容までは私にはわからない


「……杏奈様は、岸谷組の岸谷涼介をどう思いますか?」



岸谷組の涼介さん?
一人の男としてじゃなく
ヤクザの涼介さんってことかな……


『……よくわかりませんが、私を助けてくれたのは涼介さんです。私が知ってる涼介さんは涼介さんなんです』


そういうと三宅さんは私の頭を撫ぜてくれ笑ってくれた
それはお父さんみたいなだった
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