女子高生の私と不機嫌な若頭
鼻と鼻がつきそうな距離
多分、私の顔は真っ赤だ
言わないと……ダメなんだろう
それよりも私の心臓がもたない
『……わ、私は………涼介さんと一緒にいたいです』
勇気を出して言ったのに
涼介さんは納得してくれない
「……で?」
涼介さんの顔が悪戯っ子な顔だった
『…っ。……涼介さんが……好き…』
そう言うと涼介さんは笑ってくれて
涼介さんの顔が近づいてきた
優しいキス……
離れたかと思えば
私の目を離さない涼介さん
「俺の彼女になれ……それで、杏奈が卒業したら妻になれ。いいな?」
……妻?……けっ、結婚?
私が驚いていると
涼介さんが少しムッとして
「は?嫌なわけ?」
いつもに増して口数が多い涼介さん
『……お手柔らかにお願いします』
そういうとまた涼介さんの顔が近づいてきて唇を塞がれた