女子高生の私と不機嫌な若頭
「俊太郎くん……親父さんを今から呼んでくれないかな?」
おじさんは私の手を撫ぜ撫ぜしながら
俊太郎さんに話しかける
俊太郎さんの顔が引きつっているのがわかる
「お、親父は……あ、あ、そうだった。今日から出張でして……」
「もう、やめないかっ」
聞き覚えがある声が部屋中に響いた
それは……鮫島さん
お店で初めて会った時と比べたら
少し小さく見えた
鮫島さんは車椅子に乗り
怪我をしている様子だった
「お、お、親父……」
「俊太郎……お前って奴は……。言っただろ、岸谷組の件から手を引けって……お前は何をしたか、わかっているのか?」