女子高生の私と不機嫌な若頭
「生活って……杏奈ちゃん、それでもよ。学校は卒業してちょうだい。学費は私が出すから」
翔子さんの言葉に私は驚いた
そこまでしてもらうなんて無理
『ダメです!これ以上、翔子さんに迷惑は掛けられません』
そう言ったけど、翔子さんは全く聞き入れてくれず、卒業したら少しずつ授業料を翔子さんに払うと約束して
私は高校を続けることにした
「それでね、これは雇い主としての命令」
「バイト帰りは必ず涼介に送ってもらう事、夜中に二人で帰らす訳にはいかない」
ちらっと涼介さんを見ると
不機嫌そうに顔を背けている
明らかに“迷惑だ”
そう感じられる
それでも、深夜に二人で帰るのは
心細いと思っていたから
涼介さんにお願いする事にした