禁断のプロポーズ
「夏目の家であいつがイヤリングを落としたのは、うちで片方なくしたあとだ。
片方しかないイヤリングをつけて歩くとは思えない」
「そ、そんなファッションもありますよ」
と言ったが、智久は冷たい目で見て言う。
「夏目は女の服装なんかには興味ないから、よく見てなかったんだろう。
たぶん、あいつは最初から、そのイヤリングをつけてなかったんだよ。
そして、夏目の家に持って行き、それを隠した。
夏目に気づかれないように。
いつか、誰かが。
例えば、お前が、見つけてくれるように」
未咲は黙って、智久の言葉を聞いていた。
「あいつの浮気相手は、夏目だ。
もしかしたら、夏目があいつを殺したのかもな。
今は夏目はお前を本気で好きなのかもしれないが。
もともとはお前がまずいことを探り出さないよう、手許に置いて見張ってたんじゃないのか?」
さっきの日記を読み返してみろ、と智久はソファに置かれたそれを指差す。
片方しかないイヤリングをつけて歩くとは思えない」
「そ、そんなファッションもありますよ」
と言ったが、智久は冷たい目で見て言う。
「夏目は女の服装なんかには興味ないから、よく見てなかったんだろう。
たぶん、あいつは最初から、そのイヤリングをつけてなかったんだよ。
そして、夏目の家に持って行き、それを隠した。
夏目に気づかれないように。
いつか、誰かが。
例えば、お前が、見つけてくれるように」
未咲は黙って、智久の言葉を聞いていた。
「あいつの浮気相手は、夏目だ。
もしかしたら、夏目があいつを殺したのかもな。
今は夏目はお前を本気で好きなのかもしれないが。
もともとはお前がまずいことを探り出さないよう、手許に置いて見張ってたんじゃないのか?」
さっきの日記を読み返してみろ、と智久はソファに置かれたそれを指差す。