禁断のプロポーズ
「了解です。
 では、課長は無罪ってことで」

「……自分で言っといてなんだが、そう言われると、疑われてたみたいで、ちょっと腹立つな」

 いやいや、と未咲は苦笑いした。

「ところで、さっきの話だが、此処が物騒なら、うちに住むか」

「はい?」

「うちは一軒家だ。
 半分、お前に貸してやる」

「ええっ。
 そんな悪いですっ」

「俺と結婚するんだろ?」

「い、いや、だからそれは」
と言うと、

「冗談だ」
と笑う。

「戻っても安心だとわかるまで住まわせてやるよ」

「ご、ご親切にありがとうございます。

 でもあの、申し訳ないような気がするんですが」

「いや、単に呑みっぷりが気に入ったからだ」

 たまに酒の相手をしてくれれば、家賃はいらない。

 夏目はそう言い、そのまま本当に、夏目のうちにご厄介になることになった。
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