禁断のプロポーズ
もう仕事は終わっているらしく、灰原たちは部屋の中央に集まって、お菓子を食べていた。
どうやら、結婚退職した先輩が、お菓子を持って訪ねてきたらしく、それをみんなで分けているようだった。
そういえば、桜が、そうやって、退職後の愚痴を言いに来る人たちが居るとか言っていた。
チャーンス。
そっと身を屈めて己のデスクに近づく。
引き出しをどうやって音立てずに開けようかな、と思ったとき、灰原たちの話が耳に入ってきた。
「そうなんだ。
佐藤さん、やめるんだ?
まあ、此処に長く居てもね。
若くなくなったら、用なしな感じあるしね」
と寂しい話をしている。
華やかな愛人課のそれが現実か、と思った。
っていうか、私、盗み聞きしてるみたいになってるんだけど。
「なんか……上役の誰かと揉めたからって聞きましたけど」
未咲と同期の清水が恐る恐るという感じで聞いている。
「ああ……」
と投げやりに灰原が答えた。
どうやら、結婚退職した先輩が、お菓子を持って訪ねてきたらしく、それをみんなで分けているようだった。
そういえば、桜が、そうやって、退職後の愚痴を言いに来る人たちが居るとか言っていた。
チャーンス。
そっと身を屈めて己のデスクに近づく。
引き出しをどうやって音立てずに開けようかな、と思ったとき、灰原たちの話が耳に入ってきた。
「そうなんだ。
佐藤さん、やめるんだ?
まあ、此処に長く居てもね。
若くなくなったら、用なしな感じあるしね」
と寂しい話をしている。
華やかな愛人課のそれが現実か、と思った。
っていうか、私、盗み聞きしてるみたいになってるんだけど。
「なんか……上役の誰かと揉めたからって聞きましたけど」
未咲と同期の清水が恐る恐るという感じで聞いている。
「ああ……」
と投げやりに灰原が答えた。