冷酷皇帝と偽りの花嫁~政略からはじまる恋の行方~
リューリのように救護院に救いの手を差し伸べている貴族がいる
と聞いたのは、最近のことだ。
王族でもなかなか出来ないことを、一介の貴族がとリューリは驚き
をもって話しを聞いた。
クルセルト国は若い。
他国との戦争も、内乱も多かったこの国は、貴族達も自分の身を守る
ことで精一杯で、なかなか他の者に手をさしのべようという気持ちが
育っていない。
そんな中での行動に、リューリは好感をだいていた。
それがあの、シルビアの兄だったとは、、、。