能あるイケメンは羽目を外す
「所有欲剥き出しなんじゃない?あんな首筋にキスマークなんかつけて。もっと場所を考えなさいよ」

俺に文句を言いながら、メルが楓に視線を向ける。

「子供なメルには刺激が強すぎたかな?」

ちょっと頬を赤くするメルをからかうと、彼女はそれにムッとして俺の背中をバシッと叩いた。

「大事にしないと私が楓をもらうわよ」

「いつの間にそんなに仲良くなったんだか」

メルの言葉に口元がほころぶ。

「ハルトが企んだんでしょ?私達がエステサロンで鉢合わせするように。「気分転換にエステ行っておいでよ」って予約したのハルトじゃない!」

「そうだっけ?」

俺は面白そうにメルを眺めながら、わざと首を傾げる。

メルの言うように、楓とメルの関係をどうにかしようと俺は一計を案じた。

でも、俺が与えたのはメルが楓に謝る機会だけ。
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