能あるイケメンは羽目を外す
陽斗の温かい眼差しに、思わず笑顔になる。

「私も愛してる」

私が陽斗にそう告げると、彼は私の耳元でボソッと呟いた。

「後で玲司先輩と何話してたのか教えてよ」

さっきの杉原さんとのやり取り……本当に陽斗は嫉妬してたんだ。

……陽斗でも嫉妬する事あるなんて意外。

嫉妬するような事は何もないのにね。

そんな陽斗が可愛く思えてクスッと笑うと、彼は杉原さんを横目で見て式の進行を無視し、杉原さんに見せつけるようにもう一度私に長く口付けた。

式が終わった後、杉原さんが陽斗を説教したのは言うまでもない。

ほんと仲のいい二人だ。





結婚式の二日後、私と陽斗は普通に会社に出勤した。

陽斗は社長になってから間もないし、彼のお父さんの具合も心配だからハネムーンは当分お預け。
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