能あるイケメンは羽目を外す
今日も慌ただしく午前中の仕事を終え、秘書室で麗香と奈保さんと私の三人で結婚式の写真を見ながらお弁当を食べている。

社食はあるけど、電話番があるから社食でランチをする事は滅多にない。

「楓、ウェディングドレス姿綺麗だったわね」

麗香が写真を見ながら優しく微笑む。

「麗香も奈保さんも急だったのに来てくれてありがとう」

「私も楓さんみたいにイケメンで優しくて素敵な旦那さま欲しいな」

奈保さんが写真を見てうらやましそうに溜め息交じりに呟く。

「その前に彼氏見つけないとね」

麗香が奈保さんを見て悪戯っぽく笑って突っ込むと、奈保さんは口を尖らせた。

「麗香さんは良いですよね。楓さんにブーケも貰ったし、相手もいるじゃないですか?」

……相手もいる?

奈保さんの言葉に私は首を傾げる。
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