能あるイケメンは羽目を外す
先週ぐらいから食欲がなくて、好きな食べ物を見ても完食出来なくなった。

結婚式が終わればまた食欲は戻るかと思ってたんだけど……。

「胃薬飲む前に、ちょっと社長室に来てくれる?」

気づけばいつの間にか陽斗が私の後ろに立っていて、彼は私の肩にポンと手を置いた。

いつから私達の話を聞いていたのだろう?

「え?何か急な打ち合わせ?」

「そうだね。緊急の打ち合わせ」

陽斗が私の質問に真顔で頷く。

何だろう?

首を傾げていると、陽斗に手を捕まれた。

「じゃあ、楓、ちょっと借りるね」

陽斗が麗香と奈保さんにニコッと微笑むと、私達は社長室に移動した。

「楓はそこのソファーに座って」

陽斗に言われるままソファーに座り、メモを用意しながら彼の次の言葉を待つ。

急な出張でも入ったのだろうか?
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