Rhapsody in Love 〜幸せの在処〜
「今、お昼過ぎです。」
答えてくれる声を聞いて、みのりはローテーブルに着いて本を読んでいた遼太郎へと視線を向けた。
「えっ?……夢?……じゃない。どゆこと……?」
と言いながら遼太郎を凝視して、瞬きを繰り返す。
すると、目のやり場に困った遼太郎が、顔を赤らめさせて視線を泳がせる。
一糸まとわないみのりの姿。横たわっていないその様を改めて見て、遼太郎はその美しさに内心驚いていた。
遼太郎の意味深な反応を受けて、みのりも視線を自分へと向ける。
そこには、いつも見下ろしている胸の膨らみ……。
「は……!!」
みのりはとっさに両腕で胸を隠し、つい先ほどの出来事を思い出して赤面した。
「や、……やだ!私ったら。こんな明るいところで、こんなカッコウ見せちゃうなんて……!」
そう言いながら、ベッドの上の肌布団を体に巻きつけて、自分の服を目で探している。
今さらながらに恥ずかしがるみのりを、とても可愛らしく感じて、遼太郎はフッと息を抜いて微笑んだ。
「『こんなカッコウ』じゃないです。先生は、とても綺麗です。」
それを聞いて、みのりは胸元を押さえながら、疑わしい目を遼太郎に向けた。
「……今さら、お世辞なんて言う必要ないのよ?」
「お世辞じゃありません!先生は本当に綺麗です。俺が想像していたよりも、ずっと……!」