Rhapsody in Love 〜幸せの在処〜
焦ったように言い返してくる遼太郎を、みのりは探るようにじっと見つめた。
「な、なんですか?」
その視線の意味を読み兼ねて、遼太郎は落ち着かなげに問い返す。すると、みのりはもっと目を丸くして口を開いた。
「遼ちゃん。……想像してたの?私のハダカ。」
「え……!?」
みのりの言葉に、今度は遼太郎の方が火がついたように真っ赤になった。赤くなりながらも、みのりから目も逸らせず、何と言って答えようか言いよどむ。
しかし、今更恥ずかしがることもないと思い、遼太郎は素直に肯定することにした。
「い、いや、……その。俺も一応、〝健康な18歳の男子〟だったんで。」
それを聞いて、みのりは遼太郎を覗き込むように首をかしげ、確かめた。
「……18歳って、高校生のとき?」
「はい。先生の授業を受けながら、『服を脱いだら綺麗なんだろうな…』なんて想像してました。」
「は……!」
みのりは大きな口を開けて、いっそう驚いたような顔を見せる。
「やだ。あのクラスで真面目に授業受けてくれてるのって、遼ちゃんくらいだったのに。その遼ちゃんも、そんな妄想してたの?」
遼太郎は何も言い返せなくなり、きまり悪そうにいよいよ目を逸らした。