Rhapsody in Love 〜幸せの在処〜
みのりの心が、遼太郎の心と共鳴して震えてくる。何か言葉をかけようとしたけれども、何も見つけられなかった。
ただ、目の前にいる遼太郎が、こんなにも想ってくれる遼太郎が、愛しくて愛しくてたまらなかった。
みのりはそっと両手を伸ばして、遼太郎の頬に触れた。じっと見つめながら愛おしむようにその頬を何度も撫で、両手で引き寄せると、自分は背伸びをして唇で唇に触れた。
触れた瞬間、遼太郎はまだ震えていたが、口づけが深まるにつれて苦悩は薄らいでゆく。触れ合う唇の感覚がすべてになり、自分の想いをそこに重ね、気づいたらみのりの肩に腕を回してきつく抱きしめていた。
長く深い口づけの後、吐息を漏らしながら、みのりが遼太郎を見上げる。
「このまま、ベッドへ連れてって……。」
みのりを見下ろす遼太郎の目に、葛藤がよぎる。
「……でも、先生の体は、まだ……。」
みのりの体を気遣ってためらい、自制しようとする遼太郎に、みのりは懇願した。
「お願い……。遼ちゃんに抱いてもらえないと、想いがパンクしそうで、……苦しいの……。」
みのりの潤んで揺れる瞳を見つめると、遼太郎のそれまで抑えていたものが一気に決壊した。体が勝手に動いて、みのりをギュッと強く抱きしめる。それから、浴室のドアを開けて、みのりを抱き上げると、みのりも遼太郎の首に腕を回してしがみついた。