告白します。
主任は複雑な面持ちだった。
変な言い方をすれば、私のその態度は堂に入ったものだったと思う。
職場の人とは同じ時間の電車にならない様にしたり、エレベーターに乗り合わせない様にしたり。
目線も極力合わせず、会話も仕事上の事以外はしない。
そういう話し掛けにくいオーラを、ぷんぷん出してきたのだから。
「眼鏡でもマスクでも何でもいいんです。ただ単に私と会話しても、適当な事しか返せませんよ、っていう……。」
声は段々とかすれていった。
ただただ申し訳なかった。
「眼鏡を掛けて自制しないとならないくらいは、葛藤してるって事だろう?良かった。それならまだ救われるよ。」
「……あ…。」
その言葉に私自身も救われる。
「心苦しい思いまでして、どうしてそんな態度をとらなきゃならないのか。……訊きたいけれど、それは無理なんだよね。」
主任は困った様な顔をする。
……ハイ。そうです。
いくら職場の上司と言えど、あまりにも私の根幹に深く根ざしている事なので。
口に出す代わりに表情で表した。
「興味本位じゃないよ。それだけは分かって。」
「……ハイ。」
「高野さんの事が好きだから。」
変な言い方をすれば、私のその態度は堂に入ったものだったと思う。
職場の人とは同じ時間の電車にならない様にしたり、エレベーターに乗り合わせない様にしたり。
目線も極力合わせず、会話も仕事上の事以外はしない。
そういう話し掛けにくいオーラを、ぷんぷん出してきたのだから。
「眼鏡でもマスクでも何でもいいんです。ただ単に私と会話しても、適当な事しか返せませんよ、っていう……。」
声は段々とかすれていった。
ただただ申し訳なかった。
「眼鏡を掛けて自制しないとならないくらいは、葛藤してるって事だろう?良かった。それならまだ救われるよ。」
「……あ…。」
その言葉に私自身も救われる。
「心苦しい思いまでして、どうしてそんな態度をとらなきゃならないのか。……訊きたいけれど、それは無理なんだよね。」
主任は困った様な顔をする。
……ハイ。そうです。
いくら職場の上司と言えど、あまりにも私の根幹に深く根ざしている事なので。
口に出す代わりに表情で表した。
「興味本位じゃないよ。それだけは分かって。」
「……ハイ。」
「高野さんの事が好きだから。」