告白します。
……かと思うと、主任は矢庭に顔を上げ、意を決した表情で言ってきた。


「そういう意味じゃないよ。恋愛感情を持って、ちゃんとした意味で高野さんの事が好きだって事。」


「えっ?!そうだったんですか?」


そう返した言葉に、主任は改めてガクリと落胆した。
あ、ごめんなさい。驚きの前にもうちょっとトキメキが必要でしたね。


「……えーと……。」


どうしたもんか。


「ごめんね。急にこんな事言われても困るよね。でも、こんな機会を作ったからには、無駄にはしたくないんだ。」


そうですよね。今までずっと壁を作ってましたから。
話し掛ける機会なんてありませんでしたもんね。


「仕事上の会話以外、ろくに話した事も無いのに何で?って、思うだろうけれど…。口数が少なくても、高野さんは周りの事凄くよく見ててくれてるなって。」


「え?」


意外に満ちた表情の私を見て、主任は穏やかに笑った。
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